スンゴイ急須　が　すぐ売れた

まだほんの半月ほど前の話なんですが、

数万するような上物の急須を安く仕入れて、それに喜んで書いた記事がありました。

常滑作家　猪飼護氏　の荒土急須

人間国宝　三代目山田常山氏の弟子にあたる人物の作品です。

安く仕入れ、定価の半額以下で販売。しかし、それでも一万円はする急須です。

なかなか売れることはないでしょう。

でもでもいいんです。

店内に飾っていればいいんです。

そしてお客様が目にとめてくれた時に、

「くぼた園ってお店はね。

こういうスゴイ陶芸作品も置いているんですよ？

しかも、本来は２万円以上する商品がこのお値段なんです。

スゴイでしょう？」

と、アピールできればよかったわけです。

「へえ、お茶だけじゃなく急須類も良質なものを置いているんだ。

やるじゃないか、くぼた園。」

そういうアプローチをするために、大事に扱っていこう。

なかなか売れることはないだろうが、いつかくるお客様を待っていよう。

・・・と、考えていた急須ですが

売れました。

これ、すごく良さそうな急須ですね。

え？山田常山の弟子の？

すごく安いですね！ください！

即決でした。

やはりわかる人にはわかるんだなあ。

「すごいですね！すごく安いですね！」

と言ってもらえたのは嬉しかったなあ。

そして、大切に扱っていこうと決めた急須が半月でいなくなったなあ。

後継急須を探さないとなあ。

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