ひょんなことから、
常滑焼 猪飼護 の急須を非常に安く仕入れることができました。
新茶仕入れついでに陶器業者さんのところで宝探ししていたら、すっごい奥のなんじゃこりゃ?ってところで見つけました。
「え?くぼたさん、この急須どこにあったの?よく見つけたね」
「まあけっこう安く売っても・・・え?傷?ホントだ。わかった。その値段でいいよ」
ってな具合に値段交渉に成功。ウヒョヒョヒョ(笑い声)
喜びのあまりブログ記事にしたくらいなので 猪飼護氏 について説明しましょう。
猪飼護(いかいまもる)は1950年(昭和25年)常滑市に生まれた昭和期の陶芸家。
1969年に人間国宝 三代目山田常山(じょうざん)氏に師事し、そのご開窯。
常山一門として名古屋(三越)にて常山一門展を実施。
現在は猪飼護個人展などを実施し、陶芸家としての地位を確立している。
このような名人です。
まあつまり、人間国宝三代目山田常山氏の弟子の作品ってことです。
常山氏の陶器は現在平均30万ほどします。余談ですが私の祖父が30年ほどまえに仕入れたときは10万ほどだったそうですよ。
猪飼護氏の急須も30年後には価値があがるかもしれません!
あ、価値があがるのを待つ予定はありません。すでに店頭に並べました(笑)
この猪飼護氏の荒土急須は土のあたたかみをダイレクトに感じます。
取っ手部分、口部分にある装飾が師である常山氏の技法と似ています。師事したときに技術を伝えられたのでしょうね。
茶こしの部分は陶器です。金網じゃないため、お茶の滋味に悪い影響を一切あたえず、お茶の美味しさを最大限につたえます。
ここ一番!というときにお使いいただける急須です。わたしなら普段は飾っておくかもしれません。
そんなワケで文字通りお店から掘り出した 掘り出しモノ
当然ですが 手造り一点モノ
になります。
丁寧に保管はしていたようですが古い急須なため、一か所、ほんとうに小さく欠けた部分がありました。
中央ちょっと上の色が薄い部分です。すこし欠けてます。
販売価格の定価は¥25000だそうですが、値段交渉によってくぼた園では
¥12000で販売することに成功しております!
その一か所以外の細かい傷は「商品の破損」ではなく、作成の際にできた手造りならではの「焼き傷」になります。ご承知願います。
一生ものの良い急須をお探しの方、猪飼護の急須はいかがですか?
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